味覚が鈍感な人が増えている

      2017/12/22

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病は気から、という諺があるように、人間の心と体は密接にリンクしています。

毎日の体調の良し悪しも気分の一つでいくらでも変化することは多くの人が体感的に察知していることでしょう。

そんな人間の気分を明るくして体調も良くしてくれるのが毎日の美味しい食事ですが、今その食事に年配世代と若者世代の間で異変が起きていると言われています。

 

年配世代と若者世代で好物料理に対する意識が異なりますが、その理由は若者世代が味の輪郭のくっきりした食べ物を食べてきたからではないかといわれています。

その代表格は、ファストフードやラーメン、カレーライスといった単品料理でしょう。どれも大変美味しいので依存性が高く、若い人であればあるほどこれを習慣的に食べてしまいます。

しかし、これは、実は深刻な話です。

というのも、「癖になるor止められない味」という過去の体験に舌の味覚が支配されてしまうと、自分が本来好物としているものが何なのか分からなくなってしまうからです。

これは風邪や病気といった体調不良で味覚が鈍る、という話とは全く異なります。

当時の「癖になるor止められない味」を美味しいものだと判断し、それ以外を「ふつうの味」と脳が認識するようになってしまえば、それはもはや食事を味わうことを脳が諦めてしまったも同然です。

なぜなら、それは、10代で形成した味覚の記憶を20代、30代において持ちつづけることだからです。

その結果、本当に身体の調子がよくなる料理や食べ物を食べても、それが過去の「癖になるおいしい感じ」という記憶の範疇に当てはまらないため、「本当においしい」とか「これは好物だ」と感じません。

本当はおいしいはずの食べ物を口に入れても、過去の記憶が邪魔をして、本当のおいしさに気づかないわけです。

これは、味覚に対する認識の刷り込みであり、舌の感覚の麻痺ともいえるかもしれません。

経験的に見ると、偏食も少なく、自分の身体が求める食材に対する感度の高い人は、こうした食べ癖から卒業することのできた人です。また、そのときどきの自分の体調に

応じて、本当に身体の素になる料理を食べることのできる人は、肥満とも無縁で、総じてエネルギッシュである場合がほとんどです。

まずい料理の大罪

若年期に作られた誤った食べ癖から卒業するには、 自分が持つ味覚に対する好みを疑うことが先決です。

そして、先入観を捨てていろいろな料理、食材を食べることで、自分が本当に美味しいと感じるものを1から探していくことです。

少し抽象的な表現ですので、具体例を出しましょう。

たとえば、ある知人は、子どものころから味噌汁をおいしいと思って飲んだことがありません。

その理由は単純で、母親がつくる味噌汁がまずかったからです。そのため、彼は、20代が終わろうとする年齢まで、味噌汁を伴わない食事、つまう洋食ばかりとっていました。

転機になったのは、旅行だったそうです。旅先のひなびた温泉旅館で出された味噌汁を飲んでから、考えがまったく変わりました。それは、田舎ならどこにでもある豆腐と山菜の味噌汁でしたが、彼はそれをものすごくおいしいと感じたのです。

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それ以来、彼はさまざまな和食の食材についての考えを改めることになります。

たとえば、豆腐です。彼の場合、豆腐といえば、居酒屋でお酒を飲むときにつまむくらいでした。これもまた、おいしいと思って食べたことがありません。

ところが、 一口二豆腐といってもいろいろな豆腐があるはずで、自分はまずい豆腐を食べていただけではないかと、ふと思い当たります。値段が高ければいいというわけではないでしょうが、良質の素材でつくった手作り豆腐を買って食べてみると、やはりとてもおいしいわけです。

このようにして、ひとつひとつの料理や食材を味わうことを覚えた結果、彼はいままでの味覚に対する認識がずいぶん間違っていたことを理解していきます。味覚に対する新しい記憶をつくるというのは、こういうことです。

また、いろいろな料理を味わって食べながら、その効果を自分の身体に訊いてみるのもいいことです。

そうしていくと、食べると体調がよくなったり、元気が出たりする料理や食材に、必ず出合います。そのときどきの体調によって、身体が欲しがる料理や食材のことが徐々にわかるようになりますし、いままで目にも留めなかった料理や食材の中に、大好物を発見することにもなるのです

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